腰痛や下肢痛でもルーティンで翳風を刺激する理由

治療院に出勤していきなりチャイムが鳴りました。何ごとかな、と開けてみると外国の方の二人連れです。ヘタクソな英語で「どないしたん?」と伺うと「Low Back Pain」。腰が痛いのよ、という身振りもしてくださるから英語ダメダメの私でも理解できました。ウチのオフィスは新幹線の駅が近いせいか年に数回くらい飛び入りの外国人クライアントを拝見します。はじめはビビっていたのですががいざとなればスマホの翻訳アプリを使えば何とかなるし、ということで最近は少し度胸ができてきました。

伺えば道頓堀を歩いていて尻餅をついて転倒してからオシリと腰が痛いといいます。うつぶせになっていただいて圧痛のある所を調整しまう。なんかまだしっくりせんな、という顔をしておられるので仰向けになっていただいてクラニオセイクラルを施術しました。「クラニオセイクラルって知ってますか?」と伺って場合によって説明するはずが触診の時点で寝落ちされました。一通りの調整をして硬膜のストレッチを行い、もう一回うつぶせで患部にテーピング貼付。

仰向けからうつ伏せ、うつ伏せから立ち上がる様子を見ているとほぼ軽快したようです。それでテーブルから降りていただき、痛む動作をしてもらいました。「どうですか?」「Better」。それで最近誰彼なしに左右の翳風に貼っている粒鍼を追加で貼付しました。

貼付の前後で変化があったのは表情だけでもわかりました。すごい嬉しそうに笑っておられるんですよ。「なんていう製品なんだ?」とばかりに粒鍼のパッケージをスマホで写真に撮っておられました。。おいしいところをみんな粒鍼に持っていかれた感じ。「今日、これから神戸に行く」雨模様ではあるけれど楽しんできてくださいね。

上部頸椎と直接つながる後頭下筋群はもちろんなんだけれどこの翳風もそれから最近お気に入りの下関(げかん)も頭蓋底のほぼ同じ平面に存在しています。ついでに言えば口蓋骨も。臨床で注目すべきポイントが同じ平面に並んでいるのは興味深いことです。

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