テンポラルロッキング(側頭骨の調整)は自分でできる

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耳のあたりの骨を側頭骨といいます。ここに問題があると耳鳴りやめまいの原因になります。それから顎関節にも問題が起きることがあって、臨床上重要なところです。不調があるときの側頭骨のセルフケアと言えばテンポラル・イヤープルをセルフケアにアレンジした「耳引っぱり」が有名です。考案者はロルファーの藤本靖先生。自分の耳をつまんで軽く引っ張っていると頭の芯が緩み心身の緊張から解放されます。クラニオセイクラルを受けたときに感じる浮遊感をセルフケアで体感できる優れものです。

先日、教室(掌の学び舎)で授業をしていた時に生徒さんから「テンポラル・ロッキングはセルフケアはムリですか?」という質問がありました。テンポラルロッキングも左右の側頭骨のバランスを調整する手技で、クライアントの両方の耳孔に術者の中指を当てます。示指を頬骨突起、環指を乳様突起に当てて両側の側頭骨の回転のバランスをとって行く手技です。イヤープルがセルフケアでできるのであればテンポラルロッキングもできるんじゃないですか?という趣旨の質問だったと思います。

それで質問に、「自分の示指を頬骨突起に当てておいて環指を乳様突起に当てるのは手の位置にムリがありすぎる。」と答えたら「えー、でも示指を頬骨突起に当てて環指を乳様突起に当てたらいいのと違います?」「…、ほんまや。何で気が付かんかったんやろ。」生徒さんの方が教えている私よりはるかに柔軟な考えができるようです。全くその通りで肘を体壁に当てるかデスクの前なら肘をつくかして支点をこしらえたらちゃんと側頭骨の動きがわかりますし調整もできます。

やり方を整理すると、デスクに肘をついて自分の両方の中指を耳孔に当てます。環指を頬骨突起、示指を乳様突起に同じように当てます。そうして心静かに集中していると中指を軸にして環指と示指が逆回転するのがわかります。(わからなくても効果はあるからそのまま手を当てておいてくださいね)

しばらくすると逆回転していた左右の側頭骨がいつのまにか同じ方向に回転しているのに気づきます。ちょうど頭の中で8の字とか無限大(∞)がダンスしているような感じ。それがほどけてゼロになるイメージでしょうか。

心身がしんどい時に「耳ひっぱり」と併用しても単独ででもいいからやってみてくださいね。

先日クラニオセイクラルのセミナーがあったときに「それいけるやん」と思って、さっそく生徒さん発案のセルフケアを披露しておきました。

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