チックも夜尿症も集中力不足も原因は「緊張」

頭蓋仙骨療法に限らず、手技療法、物理療法一般の目的は、緊張した心身を緩めることで症状を緩和させることです。逆に言えば物理療法の適応となる症状の原因は、原則心身の緊張ということになります。

一番身近なところでは肩こりや腰痛でしょうか。いずれも患部だけでなくあちらこちらが緊張して固くなっています。例えばギックリ腰であれば腰周辺だけではなく大腿周辺の筋肉(ハムストリングスや内転筋群)、腹筋までがひどく緊張しています。

骨盤周辺の筋肉が緊張していると、骨盤内の臓器も圧迫されます。筋肉は均等には緊張しませんから、骨盤内臓器も偏った圧迫のされ方をします。それから臓器も筋肉ですから臓器自身も緊張します。

例えば膀胱が緊張すると容量が減少します。本来であれば一晩溜められるはずの量の尿が溜められずに就眠中に排出されてしまうのが夜尿症です。心理的に不安定なときに夜尿症が起きやすいという話はご存知だと思います。

集中力が不足するのも心身の緊張が原因です。ものを見たり音を聴いたり、というときも脳は眼や耳から入ってくるすべての情報に均等に反応するわけではありません。いま集中するべき情報にフォーカスします。そのために使われるのが眼や耳に分布している筋肉です。これらの筋肉が緊張していると集中するべき情報に集中できずに、脳は眼や耳がとらえた情報すべてに均等に反応してしまいます。結果として授業は上の空になりますし、テストでは解答欄を間違えたりケアレスミスを連発したりします。

チックは「緊張を緩和するための行為」で、おそらくすべてのチックが頭蓋底の筋肉の緊張を緩和する目的で行われているのだと考えています。チックのない人が緊張した時に咳ばらいをしたりするのも同じ機序だと思います。逆にチックが出るということはそれだけ緊張が強いともいえるでしょう。

これらの症状はすべて緊張がベースになっているので、一人の患者さんに複数の症状が存在することもあります。頭蓋仙骨療法の施術を受けてお困りの症状がいっぺんになくなって喜んでいただけることもそんなに珍しいことではありません。

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