歯ぎしりの効用?

そんなに治療経験はないのですが「歯ぎしり」のご相談を時々いただきます。ご相談くださるのはたいていご婦人ですね。男子はあんまり気にならないんでしょうか。

歯科のサイトを拝見してみると、歯ぎしりやくいしばりの原因はストレスであると説明されています。歯ぎしりをすることで鎮痛の働きをするβエンドルフィンとか快楽ホルモンのドーパミンとかが分泌されるといいます。人は内に抱え込んだストレスを歯ぎしりをすることで発散させているのでしょう。そうであってみれば歯ぎしりを止めてしまうのはいかがなものか、ということを書いておられるサイトもあり、おそらくはこれを書かれた先生もストレスに苛まれておられるのでは、と愚案します。歯ぎしりがストレス解消の役割を果たすのであれば安易に止めてしまうことに危惧の念を抱かれるのももっともではあります。

就眠時だけでなく日常生活でも苦痛に耐える時に私たちは「歯をくいしばる」わけで、そうすることで苦痛が和らぐということを本能的に知っているのでしょうね。

とは言え、歯ぎしり(グラインディング)やくいしばり(クレンチング)が歯に良いわけはありません。のみならず顎関節症やら顔の変形やら肩こり、手のしびれ、腰痛、全身倦怠感などさまざまな症状に発展していく可能性もあるそうです。

治療法としてはマウスピースを装着させたり咀嚼筋にボトックス注射をしたり、あとは「ストレスを溜めない」みたいなセルフケアが推奨されているのですが、ようは咀嚼筋の緊張を緩和すると歯ぎしりは改善するということです。手技療法を生業とする私としては、その中に手技療法も仲間入りさせていただきたいな、と思います。

顎関節の調整法はいくつもあります。頭蓋仙骨療法では「顎関節の加圧・減圧」という手技が代表的です。まず下顎骨をごく軽い力で頭方向に牽引します。ものすごく弱い力で「くいしばり」をさせるわけです。それから今度は同様にごく軽い力で下顎骨を足方向に牽引します。そうやって緊張した咀嚼筋を緩めます。

マウスピースのように大掛かりではなく、何よりも費用がかかりません。歯ぎしり、くいしばりでお困りの方、是非お近くで頭蓋仙骨療法を行っている治療院にご相談してみてください。

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