どのくらいの頻度で通えばいいの?

はじめておいでの患者さんからよく伺うご質問です。

具体的な症状をお持ちのケースでは、初回施術の翌週にもう一度ご来院いただいています。その時の状況からしばらく週一回通院していただくか、隔週通院にするかを決めるようにしています。

初回来院時に「治るまでに大体このくらいの期間かかります。」という説明はしますが、たいていはそれよりも短くなることが多いです。逆に通常の経過をたどらないケースでは医療機関の受診をお勧めすることもあります。

頭蓋仙骨療法ではカラダは一週間くらいかけて変化していきます。なので定期的に通院していただくとしても通院頻度は月にせいぜい数回です。症状が改善してくれば当然通院頻度は開けていただきます。「その間に悪くなったらどうするの?」と心配する方がおられますが、別に「来るな」と言っているわけではありませんのでもし何かご心配があればご相談ください。ご自宅でできるセルフケアをお伝えすることもありますし、場合によってはご予約を前倒しでおいでいただくこともあります。

症状が改善すれば通院は終了です。また何かあったらおいでくださいね、と言ってお見送りするのですが、可能であれば定期的なメンテナンスをお勧めします。

カラダのどこかが痛くなった方ならご存知でしょうけれど、初めのうちは大した痛みではないわけですよ。それを放っておくと徐々に痛みが増してきます。そうしてだましだまし使っているうちにカラダがついに悲鳴を上げます。そうなると治療にも時間がかかりますし、何より痛い思いをするのは「損」じゃないですか。カラダのどこが痛くてもお仕事や趣味のパフォーマンスは確実に下がります。

定期的にメンテナンスにおいでくださる方に「調子はいかがですか?」と伺うと、たいていは一つや二つ気になる症状は出てきているものです。一か月の間全く不調を感じることなく過ごすことができるというのは、超人かそれともよっぽど恵まれた環境においでかのどちらかでしょう。人間どこかに不調は出るもんなんですよ。わざわざ医療機関を受診するまでもないか、というような軽微な不調まで一切合切ケアできるというのは単に費用面でもお得だと思います。

日本(に限らないかも)の医療は、具体的な病名がつかないと全く何もしてくれないのは、たぶんこれをお読みくださっている方ならご理解いただけるでしょう。健康保険を含め、医療というのは心身の「修理・修繕」としか考えていないということですね。そういったマイナスの挽回だけではなく、積極的に健康を志向することが凡百の健康法にまさる賢いやり方です。そのためにはまだそれほど深刻でない間に不調の芽を摘んでしまうのがベストです。

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