足の冷え性を治す方法
足が冷える、という方は多いです。原因のひとつに自律神経の乱れが挙げられます。ストレスや睡眠不足で自律神経が乱れると血流が滞り、夏でも「冷え」として感じられるということのようです。下肢の血流は筋肉のポンプ作用で行われますから筋肉の量が少ない女性が冷えやすいとも言われます。
頭蓋仙骨療法で頭をさわっていると、「ナニカが足先まで流れてくるような感じがする」という話をしてくださる患者さんは多いです。たいていは冷え性に悩んでおられます。自律神経の乱れが施術によって改善されて、それで足の先まで血液が流れるようになったのかもしれません。いつか記事にしたように、脳脊髄液は四肢の末梢まで流れていくことがわかってきていますからそれを感知されているのかもしれません。
ずっと足の冷えに悩まされておられるのなら、再三このブログでもお伝えしている「耳引っ張り」や「爪もみ」を実践されることをお勧めします。これらのセルフケアで自律神経のバランスを整えておかれると、徐々に冷えは改善していきます。爪もみは手の爪だけでなく、足の爪にも行ってみてください。従来、薬指は爪もみを行わないとされてきましたが、1,2,3,5指の爪もみを行ってから最後に薬指の爪もみを行うのが最新のやり方だそうです。
冷え性には半身浴も有効です。「冷え」は上半身と下半身の温度差ですから浴槽に下半身だけ浸かって温めることで冷えを改善することができます。バケツにお湯を入れて足だけを浸けて温める「足湯」も冷え対策には効果的です。昨今はみんなシャワーですからこちらのほうが実用的かもしれませんね。
それから冷えをとるテーピングというのがあります。足指のあいだにテープを貼るだけです。伸縮性テープに切れ目を入れて貼っていくのが正式なやり方なのですが、百均で売っている紙絆創膏でいいです。3センチから5センチぐらいに長さに切って、足の親指と第2指との間に貼ります。同じようにして第2指と第3指、第4指と第5指の都合4枚貼付します。両足に貼付します。指の股にテープが当たっていればそれでOKです。ここを刺激するのが足の冷えには効果的なようです。実際血行が良くなるようで、スキーに行くと必ずシモヤケになる、という患者さんにこのテーピングを教えたらシモヤケにならなかったよ、と喜んでもらえました。もちろん夏場の冷えにも効きます。