「眠れない」は自分で解消できる

不眠

「不眠」に悩む方は多いです。「眠らないと」と焦るほど目がさえてしまうという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。眠りは臨床上も重要だと考えています。施術中に「ぱたん」と眠ってしまわれる方は愁訴がどれほど強烈でも割と順調な経過をたどってくださることが多いです。施術中もぱっちりと眼を開いている方は、それだけリラックスできていないということです。

初対面のオヤジにわけのわからない治療を受けている緊張感で眼を開いているのならいいのですが(そういう方はどこかの段階で眠ってしまわれることが多いです。)、交感神経が優位になって戦闘モードが解除できないほど緊張が強いのであれば、治療にも時間がかかってしまうかもしれません。

眠らないと神経系統の疲労は絶対に回復しませんし、心身の修復は眠っている間に行われます。ですから施術中も、ご自宅での就眠時も眠ることが非常に大切になってきます。

眠るための「おまじない」、をいくつか紹介します。いずれも就眠前に行ってください。布団に入って寝ながらやっていただいてかまいません。

最初は「爪もみ」です。手の指の爪の付け根(東洋医学で井穴:せいけつ、といいます)をちょっと痛いかな?くらいの強さで10秒間揉みます。親指→人差し指→中指→小指→薬指、の順番で反対の手の親指と人差し指で爪の付け根を挟むようにして揉んでいきます。両手の井穴を揉むのに100秒。それで身体が温まってきます。

次は「耳引っ張り」です。自分の両耳を親指と人差し指で持ちます。耳たぶではなく耳介を持つようにしてください。耳「引っ張り」という名称はついていますがほぼ耳を持つだけ、くらいのつもりで行ってみてください。時間は3分間。

三番目は「パーミング」です。初めに両掌を軽くこすり合わせます。それから掌のくぼみを自分の眼に当てます。そのまま3分間。疲れ目の自己治療法なのですが、不眠にも効きます。掌からわずかに磁気が出ていて、それが血液中の鉄分を引き寄せるので血行が良くなると説明されます。

3つのうちのどれでもかまいませんから早速今夜から始めてみてください。(3つ全部やらなくても、どれか一つで充分効きます)時間は神経質になる必要はありません。頭の中で羊でも数えながら気楽にやってみてください。たぶん途中で眠ってしまわれると思います。

眠剤が効かずに、安定剤を処方されていた方でも効きますから、きっとあなたにも効きます。

おやすみなさい。

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