チック症、トゥレット症候群のセルフケア

チック症が主訴で来院されるケースは多くありませんが、施術を受けていると「チックが出なくなった」「頻度が減った」というお声をいただきます。チックは緊張を和らげるためのセルフケアです。大勢の前で話をするときに咳払いをして喉を整えたり、話はじめに「えー」と言ったりしますよね。
日本人はあんまりやりませんけど怒ったときに足を踏み鳴らしたり、子供が地団太を踏んだりするのもそうすることによって衝撃を頭蓋骨に響かせて緊張やストレスを和らげる行動です。日常生活でも当たり前に私たちが行っている緊張緩和のための行動と、チックとの間には本質的な差はありません。
ただ、そこに脳の報酬系が誤って関与してしまったものがチックであると考えています。チック症に困っている人はだいたい心身が緊張しています。それなら緊張の方を緩めてしまえばいいわけで、当院の施術でチックが減少したりでなくなったりするのはクラニオセイクラルの施術によって心身の緊張が緩和するからに他なりません。
それで自宅でもできるチックのセルフケア、ようするに緊張緩和のための自己療法を動画にしました。お世話になっている「トゥレット友の会」さまが字幕を入れたりしてキレイに整理してくださいました。ご覧になって「効果があった」というお声も「友の会」さまに寄せられているそうです。チックで困っておられる方のお役に立ちますように。動画はこちらからご覧いただけます。
パート1 チックに対するセルフケアの理解 パート2実践編 自宅でできるチックの手当て パート3実践編 テープでツボを刺激しよう