世界一わかりやすいクラニオセイクラルの書籍

先月24日、BABジャパンより「頭をゆるめて心身の不調を除く スゴイい手技!頭蓋仙骨療法を使う」が出版されました。企画段階での編集者さんとのやり取りで出てきたのが「世界一わかりやすい」というコンセプトでした。

ご存知かと思いますがクラニオセイクラルは頭蓋オステオパシーに由来する手技体系です。オリジナルの頭蓋骨調整も、そこから発展したクラニオセイクラルも、習得するには手の微妙な感覚が必要とされてきました。頭蓋骨は脳脊髄液の循環に合わせてわずかに動くのですが、その動きを触診する練習を20分やってみてわからなければ一生わからない、と言われていたそうです。

学び始めの初歩の初歩でそんなことを言われたのでは立つ瀬がありません。それでね、私が初めにクラニオを学んだ先生は時間をかけて触診を辛抱強く教え、それでもわからないという生徒(私の周囲には皆無でしたけれど)には正しくハンドオンしておけば効果はあると教えておられたようです。

そうしてぼんくら弟子の私はさらに、「手を当てておけばちゃんと効果は出せるんじゃないか」と考えました。触診を後回しにしてまず正確なハンドオンを教えるようにしたのです。ハンドオンで経験を積み効果が出せるようになると触診もスムースに理解できるようになるだろう、そんなふうに考えました。それからセミナーの構成を大幅に変更して現在に至ります。

クラニオセイクラルは有効な手技療法ではありますが、時々全く奏功してくれないことがあります。例えば学習障害にはクラニオはとっても有効なのに不登校には全くと言っていいほど効いてくれない。これはどうしてだろう、という疑問を解決してくれたのがポリヴェーガル理論でした。この考えを応用することで不登校やらコロナ後遺症のブレインフォグにも対応できるようになりました。

同じくクラニオの効果が出にくい症状に、過去のトラウマに起因しているものがあります。試行錯誤の結果EFTという心理療法を応用した手法が有効なことがわかりました。こちらについても解説しています。

「頭蓋仙骨療法を使う」という書名の通りどうやってクラニオで困りごとを解決していくか、というやり方を平易に原稿にしていくことがたぶん編集者さんの言う「世界一わかりやすい」ということだろうと考えました。いつもセミナーで話している「こういうクライアントが見えたからこう考えてこういう処置をしたらこういう結果になった」という話を、再現可能な形で書籍にしています。困った人と支える人のお役に立ちますように。

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