どのくらい通院すればいいか

よく患者さんがお尋ねになるのが「どのくらい通院すればいいですか」ということです。例えばギックリ腰になった、というケースであれば大半はその日のうちに楽になってくださいます。施術の際はテーピングやら粒鍼(米粒くらいの金属粒をテープでツボに貼付する。便宜上粒「鍼」とは呼ぶけれど鍼灸師免許がなくても貼付は可能)やらを貼付して身体のバランスを調整します。治療慣れを防ぐために5日くらいで剥がしていただくのですが、剥がして症状が戻らなければそこで施術は終了です。

こじれた腰痛とか自律神経がバランスを崩している状態のむち打ちとか、発症してから長いこと経つ慢性症状とかだと一定期間通院していただく必要があります。

どのくらいの頻度か。可能であれば最初に施術した日の一週間から10日後に一回。頭蓋仙骨療法を受けるとだいたい一週間かけて人のカラダは変わっていくといいます。「その変化を楽しんでくださいね」とお願いするのですが、施術で症状がどんなふうに変化したのかを確認できるのが理想です。

それからあとは、一か月に1,2回程度の通通院を数か月。だいたいはそれでよくなっていってくれます。そのあとはメンテナンスやら調子が悪くなったときにスポットで来院される方が多いです。

いわゆる「好転反応」とか「瞑眩」とか呼ばれる、一時的に症状が悪化したように感じられる状態はほとんど出現しません。むやみに眠い、とか熟睡しすぎて朝起きにくかったというケースはちょくちょく伺います。

通常の経過と明らかに異なる反応があるときは、医療機関(大きな病院など)の受診をおすすめすることもあります。また、問診の段階で手技療法の適応でない時にも医療機関をおすすめすることがあります。そういった交通整理の役割も大切な仕事のひとつであるとまともなセラピストならみんな認識しています。

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