眼が疲れたときのセルフケアはオジサンに学べ

現代生活と目の酷使

いまさら言うまでもなく、私たちは日々眼を酷使して生活しています。パソコンでもスマホでも、仕事のツールである以前に日常生活のインフラですよね。仕事中も休憩中もプライベートの時間もずっと画面を眺めているわけで、眼にしたらたまったものではないかもしれません。

眼の疲れが引き起こす身体への影響

眼を酷使すると眼そのものだけではなくいろんなところに影響が出ます。眼が疲れると内頬を食事中に噛んでしまったり、腰が痛くなったりします。物を噛むときにはたらく筋肉「咀嚼筋」や、姿勢保持の役目をする「腸腰筋」が眼とシンクロしているからです。

眼の疲れを和らげるセルフケア

眼が疲れたらどうするか。眼薬をさしたりホットパックのようなもので温めたりするのもいいですけれど、オジサンはそういうことはあまりしませんよね。その代わり自分の親指と人差し指で目頭をぎゅーっと押さえます。

いかにもオジサンの振る舞いなのですが、実はこれは理にかなったセルフケアなのです。オジサンが(最近は若い女性でもされるそうですが)指で押さえている部位は涙骨(るいこつ)という骨です。ここを調整するときは術者が患者さんの眼がしらに親指と人差し指を当てて圧迫します。そうすることによって涙骨の緊張は緩和されて眼の疲れも楽になります。

「それ本当なの?」と思われました?確かに目頭をぎゅーっと押さえると気持ちいいけどすぐに眼はまたしんどくなるよ?

眼の疲れを和らげるセルフケアのコツ

実はですね、やり方にコツがあるんです。目頭を気持ちいいくらいの強さで押さえて、オジサンはすぐに手を放してしまいます。しばらく目頭(涙骨)を押さえたままでいるのがコツなんです。時間はどのくらいかというと90秒。90秒の間に涙骨は緩んで緊張は解除されます。これはオステオパシー整体の「カウンターストレイン」とか「ポジショナルリリース」と呼ばれるテクニックの応用です。

たぶんカウンターストレインなんて一般の方はおろかプロのセラピストでも知っている人は少ないでしょう。でもオジサンはそれを誰に習ったわけでもなく自発的にやってしまっているわけです。本能恐るべし。コツをもうひとつ伝授するなら涙骨を圧迫する力はあくまでも気持ちいいくらいの強さにしてください。力任せに押さえつけても効果はありません。

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