還暦を過ぎて視力が向上した?

眼窩

眼玉の入るスペース

頭蓋仙骨療法の施術を受けて患者さんがおっしゃる第一声で多いのが、「眼が良く見える」です。患者さんの主訴、愁訴がなんであれこのセリフがよく出るということは、それだけ印象が強いのでしょう。

眼玉が治まっているくぼみを眼窩と言います。眼窩は頭蓋骨のいくつかの骨が組み合わさってできています。眼窩の奥には孔(穴)やら隙間やらがあって、眼玉の運動やら周辺の感覚を司る神経や血管が通っています。

頭蓋骨が歪むと当然眼窩も歪みます。神経や血管も圧迫されます。容れ物である眼窩が歪めば、中身の眼玉も当然影響を受けます。頭蓋仙骨療法で頭蓋骨、眼窩の緊張が緩むと、眼玉や周辺の血管、神経への圧迫がなくなります。そうして眼玉がリラックスします。

患者さんの視力が向上するわけ

眼玉が眼窩の中でぷかぷか浮遊しているイメージ、と書籍に書かれていましたがそんな感じです。それで頭蓋仙骨療法を継続して受けていると視力が向上することがあります。眼玉の血行が良くなったことが一因でしょう。実際施術後に患者さんの眼が充血することがあります。

それから眼玉を司る神経の働きが改善したことも視力向上の原因なのだと思います。それでね、学習や発達に問題のある子供さんはたいてい視力に問題があります。ところがこういう子供さんの視力はメガネでは矯正できないことが多いです。つまりレンズ(眼玉)の部分ではなくカメラ(脳、神経)の側に問題があるということです。それが頭蓋仙骨療法を受けるようになると、視力が出てきます。頭蓋仙骨療法が実際に脳神経にアプローチしている証左であると言えるでしょう。

一度他の主訴でおいでの患者さんが、「運転免許で『眼鏡等』の条件が付かなくなった、と言って喜んでくださったことがあります。その患者さんは還暦をいくつか超えておられたのですが頭蓋骨を調整して神経や血管の働きを正常にすれば視力は回復するようです。

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