カラダを整えると「いいこと」が起こる
突然ですが質問です。「占いと鍼灸の共通点は?」
そんなもんわかるか、というのが正解ではあるのですが、実は四柱推命という占いと鍼灸はどちらも「陰陽五行説」という哲学がベースになっています。
なので四柱推命を使う占い師さんは相談者の健康状態その他が理論上はわかるということです。相談に行って初対面でそういうことをピタピタ指摘されたらびっくりするでしょうけれど、よって立つ理論が同じならあり得ない話ではなさそうです。私がオステオパシーを習った師匠のところにも「占いで見てもらったら自分の症状は『頸椎3番に異常がある』と言われた」という患者さんが見えたことがあるそうです。
健康状態が占いでわかるのであれば、反対に「運勢を好転させる鍼灸」というのがあってもよさそうには思います。私自身は鍼灸の資格を持っていませんがどういうわけか周囲の臨床家はほとんど鍼灸師だったりします。それでこの話を勧めてみるのですが、なぜだか誰も相手にしてくれません。
「ラブラブのツボ」とか「一発逆転できる鍼灸治療」なんてウケそうな気がするんだけれどなあ。漢方薬もおんなじ陰陽五行説ですから「恋が成就する漢方薬」なんてのもできそうなんですけれどね。
陰陽五行ではありませんけれど、観相学という占いがあります。頭蓋仙骨療法とうまく組み合わせができないかと思って書籍を購入してみたり占いの学校に少しだけ通ってみたりしましたが、ちょっとかじっただけで使えるような学問ではありませんでした。また再開してみたい気持ちはあるのですけれども。
ただ、カラダを整えることは運勢にも良い影響を与えるだろうことは容易に想像できます。身体を流れているエネルギーの循環を「気」と呼ぶか「脳脊髄液」と呼ぶか「プラナ」と呼ぶかは異なりますけれど、この流れが滞っていればハッピーにはなれないでしょう。
ずっと以前ですけれど、頭蓋仙骨療法を受けてから起きた「いいこと」のアンケートを取ったことがあります。お答えの中には「宝くじで3000円当たった」とか「転びかけたけれど転ばなかった」とか日常のいろんなことが記されていました。カラダが整うと日常のちょっとしたことでも「いいこと」として感じられる、というのがセラピーと幸せの関係ということなのだと思います。