子供さんがちゃんと読めているかどうかは自宅で確認できる
授業を理解できている(ようにみえる)のにテストで点が取れない子がいます。大体はちゃんと問題の文章が読めていないことによります。
もちろん一つ一つの文字は読めていますよ。なおかつ視力にも特別問題のない子もたくさんいます。
でも読めていない。
どういうことかと言えば読むべき問題文に集中できていない、ということです。
こういう子供さんはえてしてよく気が付く優しい子であることが多いです。その長所が裏目に出るとひとつことに集中できない、という欠点になってしまうわけで人生というのは難しいものです。
それはさておき、集中して文が読めているかどうかはお家で親御さん自身で簡単に確認できます。
小学校であれば国語の音読の宿題があるでしょう。そういう宿題がなければ、あるいは中学生だったりするときは何の教科でもいいですから教科書を音読させてください。
その際に親御さんは必ずお子さんが読んでいる文面を実際にご自分の目で確認してみてください。
多分細かい読み間違いがたくさんあることと思います。
「…だった。」が「…でした。」になってみたり日曜日を月曜日と読んでみたり、そういう読み間違いが多ければちゃんと読んでいないと判断して間違いないと思います。
これは不注意によるケアレスミスではなくて読む能力に問題があるということです。
ただの不注意ミスだからよく気をつければ治る、と考えていたのではいつまでたっても成績は伸びません。