「勉強しているのに成績が伸びない」子はたぶんこういうことをやっている

「勉強しているのに成績が伸びない」「テストで点が取れない」という子の相談を受けることがあります。そういう子に「どんなことをやってる?」と聞くと、たいていは「教科書を読んでる」と答えます。問題集をやっている、という子でも、かつて解いた問題をぼんやり眺めていることが多いです。

でもね、テストというのは「問題を解くこと」であって、その結果が成績なのですよ。だからテストで点を取って成績を上げるためには問題を解かなければなりません。教科書や参考書を呆然と眺めているということは、野球部の部員がテレビで野球中継を見ているようなもんです。プロのプレーが参考になるかも、という理屈をこねる子がたまにいますが、それは実際に試合なり練習なりをしているときに参考になる(かもしれない)だけで、テレビを見ているだけで野球が上達するならその辺のおっちゃんは軒並みプロ野球選手になっていますよ。

なのでまず、問題を解くこと。それでねえ、問題集に直接答えを記入したりするのもよくないです。間違った問題にチェックを入れるのは構わないけれど問題集に答えを書いてしまうと、同じ問題をもう一遍解こうと思ってもできませんよね。

計算問題が解けるようになるためには計算問題を繰り返して解く、英単語を書けるようになるためには繰り返し書く、それ以外に方法はありません。「知っている」英単語や漢字でもいざ書いてみようと思ったら書けないものですよ。

それから普段の勉強でも定期試験対策でも、自分の学校で使っている教科書に準拠した問題集を使うようにしてください。受験対策なら自分の志望校の過去問を中心にやっていきます。問題を解いていてわからないところがあったら、その時参考書で調べる。参考書というのはそういう使い方をします。参考書をぼんやり眺めていても、勉強した気分になるだけで成績には結び付きません。

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