いろいろ辛いことが重なって、メンタルがしんどい時に

のびのびしよう

弱り目に祟り目、ということわざがあります。なんかトラブルは連続して発生する傾向にありますね、くらいの意味だと思います。確かに人生、そういうときがあります。

腰を傷めて今までやっていた仕事ができなくなった。仕事の担当部門を変えて頑張っていたんだけれど慣れない仕事がストレスになっている。そこへもってきてご家族が入院。

それである日、美容院で背もたれを倒した時に急に不安感が襲ってきて、それ以来眠れなくなった。

そういうクライアントを拝見した時のこと。とりあえずまずはストレスとかトラウマの指標の圧痛を診ます。圧痛を確認してからそれを調整。それから頭蓋仙骨療法の施術に入ります。そうすると、ある所でスイッチが切れたように爆睡を始められました。施術が終わってご自宅でもできるセルフケアをお伝えして終了しました。

その患者さんの主訴は不眠でしたから、それで必要にして十分な施術ではあります。当たり前ですけれど、その方を取り巻く状況には全く変化がありません。このケースでは主としてメンタルでいろんな辛いことが重なって、身体が悲鳴をあげていた状況です。四方八方から敵が次々出現してくるようなもので、心身に休むゆとりがなかった。常に緊張モードであったわけです。そこへ頭蓋仙骨療法で、いっぱいいっぱいになった頭に少し隙間を作ることで、身体が休んでみる気になった、ということでしょう。

実は腰や膝の痛みも同じことだと考えています。基礎となる疾患、椎間板ヘルニアとか変形性関節症が存在していて、それが原因で痛みが起こるという説明を受けていた。でも、頭蓋仙骨療法を受けて痛みはきれいに改善した。でもヘルニアとか変形性関節症は残ったままである。先のケースと基本的には同じことですよね。それで痛みがなければヘルニアや関節症の存在はたぶん忘れてしまいがちでしょう。

メンタル由来の身体の症状も同じように治っていきます。それからね、ストレスの原因になっていた事柄でいっぱいいっぱいだった頭の中に少し余裕ができると、「どうしようもない」状況に改善の糸口が見えてくることも多いです。

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