二日酔いの頭痛を楽にする方法

二日酔い

二日酔いの頭痛は辛いですよね。布団でもかぶって一日寝ていたいところなのですが、そういう時に限って大事な予定が入っていたりするものです。二日酔いの原因はアルコールの分解産物であるアセトアルデヒドが原因であるといわれています。過剰な飲酒でアセトアルデヒドが全身に回り、頭痛や全身の倦怠感を引き起こすという説明がなされています。また、過剰な飲酒によって起きる逆流性食道炎が、胸やけやムカムカの原因であるとも言われています。ただ正直なところ、二日酔いの原因ははっきりとはわかっていないとも言われます。飲みすぎないのが一番の予防法ではあるのですが。

二日酔いを治す方法としては体内のアセトアルデヒドを体外に出したり、薄めたりすればいいわけです。まずは水分を十分に摂るようにしてください。そうやってアセトアルデヒドを薄めます。二日酔いの時に飲むスポーツ飲料はなんであんなにおいしいのかな、と思うのですけれど、それはやっぱりカラダが求めているからなのでしょう。サウナと冷水浴、または半身浴もいいですけれど、ご家庭では「足湯」をお勧めします。温泉街などで足浴の施設があったりしますでしょう?あれと同じ理屈です。バケツに少し熱い目のお湯を張って足をつけます。時間は適宜。足だけお湯につけているのですけれど、結構汗をかきます。そうやってアセトアルデヒドを体外に排出することができます。足湯はのぼせることなく体を温めることができますから、二日酔いではない時でもおすすめです。

オステオパシー整体で頭蓋骨を調整すると二日酔いはずいぶん楽になりますから一度お試しいただきたいのですが、そんな悠長なことを言っていられない時は髪の毛を引っ張ります。そう、髪の毛です。頭のてっぺん辺りの髪の毛をできるだけ根元から大きくつかみます。その状態から上のほうに痛くないくらいの力で引っ張ります。痛いのを辛抱するケアではありませんからご注意くださいね。

「髪の毛を引っ張る」というのは子供のけんかや女子プロレスの反則技みたいなイメージがありますけれど、やってみると案外気持ちいいことに気づかれると思います。髪の毛をそうやって引っ張って2,3分経ったらもう少しだけ力を強くしてみます。痛かったり不快だったら元の強さに戻してください。引っ張る方向を前後左右少しづつ変えて、気持ちよく感じる方向があればそちらの方向に引っ張ってもいいです。そうしてさらに2,3分。ゆっくり髪の毛を放してください。どうでしょうか、二日酔いの頭痛、楽になってはいませんか?

これは「筋膜リリース」の中の「Hair Pull」と呼ばれる手法をご自分でもできるようにアレンジしたものです。もともと気分がむしゃくしゃした時に使えるかな、と思って考案して患者さんにもセルフケアで試してもらったりしていました。イライラした時に髪の毛をかきむしったりするでしょう?あれにも生理的な意味があるのです。健康雑誌「壮快」さまでも紹介されてご好評をいただきました。それであるとき、私自身がひどい二日酔いになったときに思いついてやってみたらものすごく効いて、知り合いに宣伝して回っています。頭蓋骨調整で二日酔いが良くなるのと同じ理屈で、代謝が良くなってアセトアルデヒドの分解が促進されるのでしょう。

髪の毛が短い、とか薄いとかで引引っ張ることができない時は頭のてっぺん辺りの皮膚を指で持ち上げるようなつもりでストレッチしてみてください。頭蓋骨に張り付いた頭の皮を剥がすようなつもりでやってみてください。

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